センタープレが荒れている。模試の難化をどう受け止めるべきか。鍵は全員が等しく持っているものだった。


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受験生の皆さんいかがお過ごしですか? 高上代表佐藤一行です。 来る1月14日、15日にセンター試験がありますね。 試験ごととは、終了が決まれば、難しくなるもの。それを反映してか、河合、駿台ともに、英語は一部を除いて平易な出題でありましたが、全体的にはなかなかの難易度だったようです。 普段、「準備が大事。すでに勝負はもう大方決まっている。」と口外してはばからない私ですが、まぁ今回は少しトーンを落として、気の持ちようと、残り20日ほどをいかに過ごすべきかを語ります。

①河合のセンタープレについて

大方、普通の内容だったが、一つ河合図書館の問題がごちゃごちゃしていて、解きにくかった印象があります。センターではあの手の「設定をごちゃごちゃにして、難しい問題を作る」系のことはあまりされないので、延滞料金の話は気にすることはないでしょう。そもそも、なんで図書館なのに、そんなチマチマと一日単位で罰金を払うんだとか、返す当日にも罰金が適用になるのかなど、例をかなり注意深く読まないと面倒な状況になっていました。 あとは大方平易な問題。平均点が112点も妥当なところでしょう。

②駿台のセンタープレについて

こちらも難しくはありません。第五問のわんこの話とか、わんこが知らせてくれなかったら、もっと酷いことになっていたかもとの内容も中身に入り込めたら簡単。cutsで切り傷(ふつう、軽症の場合に言う)がピンと来なくもどうにでもなります。 そして、第六問食糧不足にコオロギを食う話。コオロギとか蝉とかの単語が、注釈なしに出てましたが、それが分からなくてもinsectsが分かればどうにでもなります。 私の場合当然のことながら、すべてわかって読んでいたので、読んでいてすごく気持ちが悪くなりましたアメリカには食用コオロギの会社があるとか、食糧不足を解決するには栄養価満点のコオロギを食べようとか加工されてても絶対イヤですがね。 そう。あれは幼少期、バッタも好きだった私はトノサマバッタと普通のバッタを一つのかごに入れてしまい……。 今考えてもおたまじゃくしのタマゴとか、バッタとかなんで好きだったのか意味不明です。

模試の総括

確かに難易度は全体を通してみれば難しいです。しかし、本番においては簡単な科目が出ることもしょっちゅうあるのがセンター試験。すべての科目が難しいなんてことはないのです。センター試験は6割平均になるように作成されている試験なのですから。 難易度が高くなる可能性が高いのは、私の結構当たる独断で英語、数学ⅡB、物理、生物です。 国語の難化が予想されていますが、古文、漢文は難しくなるでしょうが、現代文は大した問題でないと思います。何の確証もないですけど。

これから新しい問題に挑戦すべきか否か

この時期になるとよく聞くのが、 「今までやった問題を繰り返せ。初見の問題は不安になるから解くな」というもの。 しかし本番では結局今までに読んだことも、見たこともない英文を解かなければならないんです。よって今の時期こそ初見の問題を解きましょう。できなかったら今でよかったと思えばいいのです。それをしないで、甘いアドバイスばかり聞き、結果本番で大失敗した例などざらにあります。

今後について

今回できが悪くてがっかりしている生徒も多いことでしょう。しかし、模試はなんら本番の点数に直接的な影響を及ぼすものではありません。そして、模試の難易度も、全体的に見れば上昇傾向にあることは否めません。各予備校が、難化に合わせて難易度を高くしてきているのです。 しかし焦りは禁物。センターの基本理念に立ち返りましょう。 結局センター試験は教科書の内容がきちんと理解できてるかを問う試験にすぎないのです。 教科書を隅から隅まできちんと勉強できているでしょうか? 日本史や、世界史では言うまでもなく、理系教科でも、抜けはないでしょうか? 本当は英語も、教科書レベルの英文がきちんと読めればセンター試験など事足りるのです。ただ、定期試験での丸暗記がたたってか、そういう学習をする学生がいないのであって。 「教科書の英文は素晴らしいですねぇ先生。私は教科書が大好きで、毎日教科書を使って音読をして勉強しています」 なんて生徒は皆無であり、千人以上指導してきた私ですら、そいうい殊勝な生徒にはあったこともありません。 もし、今回失敗した生徒がこれを読んでいたら、参考書にあれこれと手を出さずにもう一度基礎に立ち返り、教科書を見返して、自分の苦手な範囲を徹底的に復習しておきましょう。 あとはきちんと時間を図って、初見の過去問や、レベル的に同等のものを解くのなら、河合、東進のセンターの問題集を解けばいいのです。そのあとに解くべきが追試。(追試は本試より難しです)。Z会や駿台は難易度がそれより更に高いです。 みんなが持っている教科書。勉強において、時に見向きもされない教科書。しかしそれこそが、センター試験のルールであり、ときに最も強い味方になってくれるという事実を、再確認しておきましょう。    

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