知らない単語が多過ぎる。英語学習者が英語をできない最大の理由がこれ。単に知らない単語が多過ぎて英文を読んでも、英語を聞いても意味が分からないのである。
例えば、日本語で
「秋波を送る」
と言われて意味がすぐに分かるだろうか? 知らないとわからないのではないだろうか?
英語がわからないのもまずは知らない単語の多さに起因するので、黙々ならず、ボソボソと音読をしてでも単語を覚えよう。
書いて覚える必要はあまりない。とにかくCDを聴くこと。そして音読をすることである。
CDを書けながら音読をとよく聞くがそれも勧めない。オーバーラッピングや、シャドーイングは英語初学者にとって、難しすぎるのだ。
そして単語が必要な理由はこれだけにとどまらない。
実は英語中級者と上級者の差にも単語力は歴然とあるのである。
例えばacrimonious と言われてこれまたすぐにわかるだろうか? dialysisはどうか?
日本語なら普通に知っているレベルの単語で、前者が「辛辣」なで後者が「人工透析」である。
そう。我々が知っている単語数とは、優に2万を越えるのだ。物にはすべて名前があるんだから。
結局わからない単語だらけでは、英語は使えないし、使えるようにもならない。
単語の暗記から目をそむけてはいけない。
その事実に直視してこそ、英語力は伸びるのである。
また最後に、単語を「思い出すまでの時間」も短縮する必要があることを示しておく。