模試も佳境に。河合の全統センター試験プレテストと駿台の 大学入試センター試験プレテスト


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受験生のみなさんこんばんは。高上代表佐藤一行です。夏にはこなせるか不安だった程多くの仕事も、こうやって終わりに近づいてくると、とにかく一息ほっとつけています。 しかし、そんなこと微塵も感じていられないのは、受験生でしょう。 記述模試は、12月4日の駿台の全国記述(ハイレベル)を残すのみとなり、マーク形式でも主要なものは、11月27日の河合の全統センター試験プレテストと、12月18日の駿台の 大学入試センター試験プレテストのみとなりました。 ここで、受験生に私が考える今年度の受験の傾向と、模試の受け止め方を述べておきます。

河合塾 全統センター試験プレテストについて

TOEICや英検をさしおき、全国で最も多くの受験者がいる試験です。ざっと30万人ほどでしょうか。 受験を考えている高校生なら、まず間違いなく高校で受けさせられます。すでに受験を終えた高校もあるでしょう。 この模試の意義について述べておくと ①とにかく基礎の確認ができる。 ②受験生の目線に立っている。 この二つでしょう。 河合塾の模試を受ける学生がなぜ多いのかと言いますと、問題の質が良いこともありますが、それ以上に一重に受験生の努力が簡単に反映されるからです。端的に言うと簡単なのです。(医進模試などを除く) センター本番も簡単なことはよくありますが、河合の模試はその簡単なセンターレベルと同じくらいのレベルで作成されていることが非常に多く、難易度の高い問題はほとんど出題されません。例えば今から二年前の年度にセンター本番で、数学のⅡ Bの平均点が38点だったときがありました。かなりの難易度であり、あれは河合の模試よりはるかに難しかったと思われます。 数学Ⅱ Bは理系の学生の実力差をきちんと測るように作られていて、本番の難易度は高止まりしている印象があります。 英語なども、本番において傾向を変える力があるのは、センター作成委員会だけです。 したがって、難関大を目指しているのであれば、『できることを確認する試験である。本番はもっと難しい問題が出る』と認識しておくべきです。 センターで最低でも合計で85パーセントをとることが医学部受験生には必須となりますから、この模試で合計で85以上取ることがまずは大事になります。 逆にこの模試で85に届かなかったら、早急に取れなかった科目の基礎の確認をしましょう。

駿台 大学入試センター試験プレテストについて

こちらの方がセンター本番にはレベルが近いと思っておきましょう。実際、駿台といえど、夏はそれなりの難易度の問題を出しますが、最後の冬には、やや手加減をしている印象を受けます。実際去年のプレでいうと、難易度が抑えられており、一か月後の本番(今年一月のセンター)の方が難易度は高くなってしまっていました。 ただ、やはりマーク模試としての難易度は、他予備校に比べて高いです。コチラの模試でも点が取れたらある程度自信をもっていいかと思います。

基礎の確認とは何か

英語の場合はもちろん単語の確認。特に模試などでわからなかった単語があった場合、辞書ではなく、単語帳の索引に載っているのかどうかをまずは確認しましょう。 載っていて分からないのであれば、それは単なる勉強不足です。意地でも覚えましょう。 載っていないのにわからないのであれば、余裕があれば覚えてもいいですが、まだ単語帳に知らない単語が多い場合はそちらを優先しましょう。 また理数系の科目についてですが、教科書はきちんと確認できているでしょうか? 実際、センター試験とは教科書の理解を問うものであり、山川の世界史、日本史は言うまでもなく、物理や化学、生物、数学でも教科書の理解が問われることばかりであり、時に深い内容理解が問われることを肝に銘じておきましょう。 予備校や塾に通える生徒と、通えない生徒の差を埋めるためでしょう。数学でも、テクニックを使って一発で解ける問題などはなりを潜め、きちんと教科書を学習した学生に有利になるよう、地道な計算が求められることばかりです。 私の印象ですが、理系で教科書を大事にしない高卒生は、センターでも点を取り切れないことが多々あります。 逆に、教科書をきちんと勉強している現役生は、本番に大きく点をとれることが多いのです。

今年度の受験全体への所感

去年度(今年一月)のセンターは、国語以外それなりに難易度は高かったのに、医学部などではボーダーが上がり、北大の医など88パーセントでC判定という、かなり厳しい戦いになっていました。 今年度など、みなさんご存知かとは思いますが、北大の二次試験において、理科の試験時間が長くなり、さらに得点差がつくことが予想されます。 やはり受験生はきちんと自分で解く力を養うべきなのであって浪人生にありがちな、難問の解説を聞くことで単に自己満足に浸っているだけで、ろくな基礎力もないだとか、現役生にありがちな、もう受験をすることが信じられないほど学力がついていないだとか、そういう事態は避けてもらいたいものなのです。 高上では本人が自分で解ける力を養うことにとにかく日々こだわっております。どんどん英単語の暗記をさせます。

廃止が決まっているセンター試験の今後について

今の中学二年生は、もうセンター試験を受けることなどないのであり、今の中学三年生を最後にセンター試験はその役目を終えるといいます。 個人的には、公平性に拘るあまり現場に相当な負担となっているセンター試験を廃止し、複数回の試験の導入など、果たして本当にできるのかと疑問符を付けたくなりますし、結局どんな試験形式になっても、きちんと努力していて、集中力のある人間が勝つのであり、一発勝負のセンターといえど、大きく失点ばかりする学生は、やはり複数回受験になっても同じことが起きるだけだとさえ思います。 難易度を同じに保つことなどできないし、そもそも一番早くに受験する、例えば夏~秋にかけてなど、まだ範囲が終わっていない学校ととっくに終わっている学校では相当な差が出てしまうだろうに、と、課題は山積しています。 ただ、試験を与えられて、勉強に打ち込めるというのは実はとてもありがたいことであり、多くの人にチャンスが与えられているということにもなるのです。 受験生には、今回の模試で点が取れていなくても、下を向くことなく地道に基礎の確認をして、受験に臨んでもらいたいものです。    

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