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公開日:2018年11月8日
最終更新日:2018年11月11日

違和感を感じることがあること

英会話に行ったり、ネットを見たりしていても、自身の英語能力の形容にはいろんな表現があるのだが、どれも的を射ていない。

その最も顕著な例が

「日常会話くらいはできる」

だと私は思っている。

様々なところで出会う。

この言葉は英会話学校に行っても、

「中級レベルくらいの方は、日常会話くらいはできてぇ~」

みたいに、受付の方が言ってくる。

「佐藤さんはもっと上ですよぉ」

とか言われたこともあるがそのたびに私は

「そんなことはないです」

と否定したものだ。

もうずいぶん昔の話だし、当時より格段に私の英語能力も上がったが、まだまだ改善の余地があるのも現状である。

寡黙な人間はいるのだが

なぜか。

勿論アメリカ人にも寡黙な人間がいるのは確かだが、日常会話は、通常実に多岐にわたるのだ。

まさか以下のような会話が本当に行われているなどと思ってはいないだろうか?

例1

A How are you?

B    I am fine. Thank you. And You?

A    Me, too.

私は膨大な量の英語を見聞きしているが上の表現をそっくりそのまま現地の外国人が使っているのは人生で一度も聞いたことがない。

あるのは古い日本の英語の教科書とか、その世代の本を使っていた年配のなんちゃって英語かぶれだけである。

では、実際はと言えば、日常会話くらいはできるという人は、例えば以下の英文がすべて簡単にわかるだろうか?

例2

A   What’s up buddy?

B    Nah.

A    Anything wrong with you?

B   I am not into dungeons and dragons but all my friends are so crazy about it.

I don’t want to be look  like a nerd.  But  I don’t  know how to tell them about it.

A   Get your butt off!  Just kick their ass and tell the truth!

B   It just occurred to me but I hate the word ‘ass’ and ‘buttocks’ but I deeply like the word ‘heinie.’

A  Oh, you are nuts!

 

Just give me a break.

和訳だけは聞かないでほしい。

まぁかなり下らなく、下品になってしまったので。もちろんこんな文章の和訳など書かないが、個人的にはアメリカ人の一つの言葉の特徴は示せたと思う。

なぜあそこまでに人間の体の一部にこだわりを見せるのか。

 

固有名詞について

今、ふと思いついたのが上記にあるD and Dだったので、それを書いたが、実際には固有名詞も夥しい数存在しているのは事実だ。

それをアメリカ人であれば、同世代であり、同じ集団に属していればかなりの部分を共通認識として共有している。

日本人ならば、誰でも徳川家康を知っているように、である。

実際の会話ではスラングも多いし、固有名詞もたくさん出る。

実際それを使いこなしている日本人など私は一人も会ったことがないし、実際に多くのアメリカ人が普通に知っているとされる固有名詞2万語などを普段日本に住んでいる日本人で覚えている人間など皆無であろう。

驚くことではない

もっと言えば、我々日本人も日本語の固有名詞の2万くらいは覚えている人も多いのだろう。

結局そんなものなのだ。膨大な量の音声の蓄積。それがなければ、自分から発話をしようにも言葉自体が口をついて出てこないのだ。

日本人英語学習者の現状

日本人は英語はある程度読めるようにはなる。書けるようになることもある。

ただ、年配の方に極端に多いが、聞いたり話したりするとなるとかなり弱いものだ。

TOEFLでもそのことは周知の事実となってしまっている。

 

なぜこのようなことが起こるのか?

一つに日本人の英語学習に対する甘さがある。

本屋には所狭しと

「300語でできる英会話」

とか

「中学生文法でお任せ。英文法」

だとか、少し考えたらどれだけバカなことを言っているかわかりそうな本が所狭しと置いてある。

普段我々は、300語で日常会話を成立させているだろうか?

中学校程度の文法のみで話すだろうか?

実際はそんなことはないだろう。

全ては日本人の英語がいかに弱いかを物語っている。

要は、楽をして何かを得ようと思っている人間が多いのだ。

そして、真剣に勉強しようとしたって、膨大な量の音声など、もはや覚えられない人間が圧倒的大多数を占めているのである。

これは、日本人の中でいかに英語を話せる人間が少ないか、という現実とも一致する。

英語らしきものを話している人は増えてきた気がするが。

理由2

もう一つの理由として、英語と日本語の距離感がある。オランダ語やドイツ語が、英語に近い言語と言われているのに対し、日本語はかなり遠いといわれている。

ようはKARAOKEとかSUSHIとかTSUNAMIとか英語になっている日本語も存在しているが、有名なのはそんなところであり、言葉自体が似ているなどということはほとんどないし、文法も含めた言語体系自体が異なるのである。

日常会話も話せない、と認識するべきか?

それでは日常会話も話せない、と認識するべきか?

その通りである、とここでは敢えていっておく。

ただ、それで気落ちしても仕方がないことも付しておく。

「日常会話くらい話せるんだぞ」

と思って楽しく英会話を続けようと思っているのであれば、別に私はそこに水を差したいわけではない。

ただ、それと同時に一つの現実を示したかっただけである。

せっかく英検🄬1級まで取ったのに、アメリカでろくに英語が通じなかったし聞き取れなかったとは、時々聞く話だし、試験内容を見たら当たり前の話なのだが、そんな嘆きをすることになる人が少しでも減ってくれたらとはこれでも思っているのである。

 

 

 

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この記事の著者

一行
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英語指導者。そしてそれはまた英語学習者でもあるということ。国内において、日々臨界期仮説に正面から向き合う。札幌市内全域。特に、札幌周辺、大通り、丸山近郊にての英語指導が可能。
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