2021年度 第二回英検🄬1級分析!~語彙問題・英作文編


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こんにちは。今回の記事は、2021年度第2回英検🄬の1級についての話題です。

語彙問題

英検1級の語彙問題。1級は英検の最難関級であるため、選択肢には一般の文章ではなかなか見ないような非常に難しい単語が多数含まれます。しかし合格を目指す以上は、少なくともこの語彙問題である程度の点数を取る必要があります。

高上では語彙問題対策に(そして英語力アップのために)「出る順パス単 英検1級(旺文社)」(以下パス単)を利用しています。

今回は、実際の試験問題の語彙問題で、パス単に掲載されている単語はどれくらいの数あるか?について検証したいと考えています。

検証結果

出題されたすべての単語(熟語は除きます)について調べたところ、

出題された80単語のうち40単語(50%)

がパス単に掲載されていました。

そして、そのうち

正解の単語がパス単に載っていた設問は、

出題された20問のうち12問(60%)

と、かなりの割合を占めることがわかります。

また、正解の単語がパス単に掲載されていない場合でも

選択肢の単語がパス単に掲載されている場合も多く、仮にパス単掲載語を全て覚えた場合7割正答することが可能だと言えるでしょう。

この語彙問題で7割正解する、ということは、試験合格へとても大きなアドバンテージとなること間違いなしです。

このように、優れた単語帳を選ぶことで合格を引き寄せることができます。

単語は知っていれば100%正解することができ、知らなければ最悪25%の確率でしか当てることができません。単語帳を用いて、効率的に単語勉強をすることが大切です。

また、単語力は英語力でもあります。英検1級に出てくるような難しい単語を全て使えるようになることは、現実的には不可能です。ですが、英字新聞や海外ニュースにはよく出てくるような単語も多く含まれていることも事実です。

もちろん単語力が英語力のすべて、ではありません。リスニング、スピーキング、ライティング、リーディングの4技能すべてを駆使し、相手の言うことを理解し、自分の意見を発信し、お互いコミュニケーションをとることこそが、真の英語の使い方であると考えています。

しかし単語力の大小は、その4技能すべてに関わってきます。

英語の上達を望むのであれば、どのようなスタイルで行うかは諸説あれど、単語勉強は避けて通れません。継続的に勉強をつづけた者こそが得られる能力でもあります。

単語を疎かにせず、継続的に勉強を続けることが合格への第一歩です。

英作文について

Topicは、

“Can individual privacy be protected in the modern world?”

です。「今日の世界では、個人のプライバシーは守られることができるか」、つまり個人のプライバシー保護が可能か?という出題です。

想定問題集などに出題されそうなトピックであり、対策を行ってきた方は解きやすいと感じられたかもしれません。

冒頭で「privacyとはなにか?」という説明を加えておくことで論点を明確に(かつ、自分にすこし有利なように解釈)することが可能です。例えば、

In this essay, privacy is defined as the information that is able to identify a specific person.

”このエッセイでは、プライバシーとは特定の個人を同定可能な情報と定義する”

などとすると良いでしょう。

では論の展開ですが、賛成側(プライバシー保護可能)の論点としては、

  • 法律等により、大多数の国では、個人のプライバシー保護を法律で定めている。
  • SNS上に個人情報を書き込まない、顔写真などを投稿しない等、自身で対策することが可能である。
  • ハッキング等が個人に対して行われることは、金銭的なメリットなどが望めないため考えられにくく、結果として個人に対してそのような攻撃は行われない。
  • 大企業は個人データを扱っているが、個人が特定されない形で利用しており、それは個人のプライバシーを侵害しない。

反対側(プライバシー保護は不可能)の論点としては、

  • ログインIDとパスワードを求めるインターネットサイトがあまりにも多く、多くの消費者が異なるサイトで同じIDとパスワードを使いまわしている。そのため、大規模な企業からそれらの情報が流出した場合、住所や顔写真が閲覧できる状態になり、個人に被害が及ぶ可能性がある。
  • いくつかの国では、国家組織がサイバー攻撃を行い、実際に個人の情報や行動を傍受・監視している。国会組織の攻撃VS個人の対策では、国家組織が勝利することに間違いはない。
  • いくつかの私企業は、すでに膨大な情報の個人情報を集め、保存していると言われている。これらの企業が個人情報をどのように利用しているのか我々は分からない。また、企業の判断でそれらの情報が売買されるリスクや、サイバー攻撃によって第三者の手に渡ることも考えられ、プライバシーの保護は不可能である。

などがあげられるでしょう。

英作文において最も重要なのは、

  • トピックの理解
  • 主張の論理性

の2つです。

トピックの理解という点に関しては、問題文をゆっくり丁寧に読み、間違いない理解をすることが極めて重要です。トピックを間違えた作文に点はつかないからです。トピックを読み誤ることは絶対に避けましょう。

2つめの主張の論理性に関しては、まず作文を書き始める前に頭を整理することが重要です。

まず、なぜ賛成/反対か?という問いに対して、なるべく端的に、ズバリとした答えを用意します。

例えば今回、反対側の意見であるなら

  • 個人は国家規模のサイバー攻撃に勝つことができない。
  • いくつかの私企業がすでに膨大な個人情報を集めており、それらの情報が悪用される可能性がある。
  • 個人の対策には限界がある。

等となると思います。

そして、重要なのが「自分の中の前提を探る」という作業です。今回の場合は

プライバシー=個人情報、全てインターネット上の情報についての話だ、ということです。

この説明抜きに作文をすると、そもそもプライバシーとはなにか?盗撮はプライバシー侵害だと思うがなぜすべてインターネット上の話なのか?などと突っ込みを入れられてしまうかもしれません。

自分の中で前提となっていることは往々にして気づきにくいのですが、これに気づこうとすることは非常に大切な作業です。

作文を書き始める前に、自分の中の前提を発見し、そのまま行くor他の状況も考えるのか?どのように自分の前提に誘導していくか?を考える必要があります。

例えば、

”近年は先進国のほとんどの住民が、発展途上国でもかなりの数の住民がインターネットを利用している。インターネットは必要不可欠なインフラであり、多くの人が利用するものとなっている。必然的に、利用すると個人が特定できる情報がインターネット上に残される”

などと(バカ)丁寧に背景の説明する必要も出てくるかもしれません。この場合、文字数を稼ぐことができ、論理性を増させることができる、とも言えるかもしれません。

自分の中の前提に気づく=状況説明を行う=論理性を増させる

ことが可能です。ぜひ心がけていただきたいポイントです。

~~付録~~

問題と出題された単語リスト

2021年度第一回実用英語技能検定🄬 大問1

  1.  第一問
    1. slander(パス単掲載なし)
    2. dawdle(パス単0172)
    3. pledge(パス単0834)
    4. decipher(パス単掲載なし)〇
  1. 第二問
    1. infamy(パス単掲載なし)
    2. clatter(パス単掲載なし)
    3. splendor(パス単掲載なし)
    4. disdain(パス単1528)〇
  1. 第三問
    1. bombastic(パス単掲載なし)
    2. malleable(パス単2048)〇
    3. parched(パス単掲載なし)
    4. sordid(パス単掲載なし)
  1. 第四問
    1. prospectus(パス単掲載なし)
    2. abrasion(パス単掲載なし)
    3. testament(パス単掲載なし)〇
    4. reprisal(パス単439)
  1. 第五問
    1. hermits(パス単掲載なし)
    2. prodigies(パス単0290)
    3. adversaries(パス単1979, adversarial)〇
    4. proteges(パス単掲載なし)
  1. 第六問
    1. spuriously(パス単掲載なし)
    2. illicitly(パス単1332, illicit)
    3. radiantly(パス単掲載なし)
    4. equitably(パス単1128, equity )〇
  1. 第七問
    1. crass(パス単掲載なし)
    2. acrid(パス単掲載なし)
    3. dire(パス単掲載なし)〇
    4. trite(パス単1324)
  1. 第八問
    1. immaculate(パス単0591)〇
    2. warped(パス単掲載なし)
    3. intangible(パス単0594)
    4. vulgar(パス単1308)
  1. 第九問
    1. pulsate(パス単掲載なし)
    2. proliferate(パス単1473)〇
    3. emancipate(パス単0584)
    4. enumerate(パス単1480)
  1. 第十問
    1. succumb(パス単0202)〇
    2. perturb(パス単1456)
    3. obliterate(パス単1470)
    4. hassle(パス単0419)
  1. 第十一問
    1. swaggered(パス単掲載なし)
    2. cantered(パス単掲載なし)
    3. careened(パス単掲載なし)〇
    4. siphoned(パス単掲載なし)
  1. 第十二問
    1. chronic(パス単1212)〇
    2. rustic(パス単1398)
    3. tactful(パス単掲載なし)
    4. devious(パス単0617)
  1. 第十三問
    1. ambush(パス単1450)〇
    2. accolade(パス単掲載なし)
    3. epiphany(パス単1832)
    4. inception(パス単0983)
  1. 第十四問
    1. fluctuated(パス単掲載なし)〇
    2. concocted(パス単0214)
    3. acceded(パス単掲載なし)
    4. tabulated(パス単掲載なし)
  1. 第十五問
    1. residual(パス単掲載なし)
    2. staunch(パス単1946)〇
    3. scandalous(パス単掲載なし)
    4. hereditary(パス単0632)
  1. 第十六問
    1. jocular(パス単掲載なし)
    2. derelict(パス単1757)
    3. excruciating(パス単掲載なし)〇
    4. endearing(パス単掲載なし)
  1. 第十七問
    1. recant(パス単1508)
    2. disavow(パス単1527)
    3. brandish(パス単1408)
    4. douse(パス単掲載なし)〇
  1. 第十八問
    1. conundrums(パス単掲載なし)
    2. incisions(パス単掲載なし)〇
    3. quagmires(パス単掲載なし)
    4. caricatures(パス単1065)
  1. 第十九問
    1. oblique(パス単2075)〇
    2. lucrative(パス単0482)
    3. rotund(パス単掲載なし)
    4. exquisite(パス単0519)
  2. 第二十問
    1. scourge(パス単掲載なし)
    2. contour(パス単掲載なし)
    3. cowardice(パス単掲載なし)
    4. vigil(パス単掲載なし)〇 
  3. 第二十一問
    1. omniscient(パス単0600)
    2. deferential(パス単1926)〇
    3. laborious(パス単掲載なし)
    4. precipitous(パス単1972)

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