精読は必要かどうか?それは精読の定義によって全く異なる。


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みなさんこんばんは。高上代表佐藤一行です。 2016年度、第二回の英検の合格発表が終わり、センター試験まで三か月を切るなど、今年ももうすぐ年の瀬です。毎年その仕事の多さにつかれるのもこの時期ですが、今年は楽しみな生徒も多いのもまた事実。まぁ今がとにかく大事ってことですね。 ところで、この時期特に耳にするのが「時間が足りない」との悩み。 私に言わせれば、そういう問題を持つのは、当人たちの読み方を見れば当たり前の話なのです。 今回は精読について語ります。

精読とは何か

精読とは、英文を一文ずつ、構造も踏まえて丁寧に読むこととされています。それ自体は結構なことでしょう。英語は日本語と違い、語順と構造が大きな力をもつ言語です。 例えば、 I  found the keys. はカギを見つけた。 I found the book exciting. はその本を面白いと思った。 ですよね。 こんなことは基礎の基礎。 ところが、多くの学生はさらに SVOCと構造を解析することに終始しています。これは時間の無駄です。即刻辞めた方がいいです。

なぜ無駄なのか

SVOCと構造をいちいち記号に分けて、意味をとらえなければわからないようでは、読み方としては下も下でしょう。すごく読むのが遅くなってしまいます。さらに、補語と目的語の厳密な違いはどこにあるのでしょうか? ≒関係があれば補語で、なければ目的語てきな説明では、解決しない話はいくらでもあるでしょう。 私は、そんなことには目もくれず、動詞のもつ意味を生き生きととらえることのほうがよほど大事だと思っております。 無駄といったのは、英語の豊かな表現に目もくれず、分解することに目が向いていることを指します。 英文を読んでいるのではなく、英文を分解して喜んでいるだけなのです。そしてそのような読解をしている学生は、語彙力も極端に低い場合が少なくありません。単語を覚えず分解ばかりするなど言語道断。時間の無駄です。

なぜ反対しているのか

私はSVOCなどと授業中に文字を使って英語を指導したことなど一度もありません。それで、多くの生徒の英語の成績を上げてきました。結局本来持っている英文の力をそのまま受け止められるようにする。これが感覚的にも、読解的にももっとも速く、効率が良いのです。 B102_arufabettonogumi-thumb-815xauto-14384 確かにSVOCと分解しても難関大学と言われる大学に合格する生徒はいるでしょう。ただ、それはハイレベルとされる大学の受験英語でさえ、レベルが高くない場合は多いからです。 全文をSVOCと分解していて、京都府立医科大学の英語を試験時間内に解ききれるでしょうか?先の英検1級の問題はどうでしょうか?どちらも答えはNOでしょう。 せっかく私に英語を習っているのであれば、英語の本質的な読解を指導してやりたい。英語をスムーズに読ませてあげたい。 だからでしょう、私の生徒には、試験時間が大幅にたりなくて、大きく失点したという生徒が少ないのには。 一般的に精読と言われるSVOCとの構造解析をしている学生は、この現実をとらえきれていません。また時間切れで涙を呑むのでしょうか?

精読の意味はないのか?

そんなことはありません。私は個人的には精読=SVOCとの構造解析とは思っていません。長くてわかりにくい文を、きちんと理解するために時にじっくり読むことは時に大事でしょう。 何が主語で、何が動詞で、目的語は何なのか。これらを理解することは大事ですが、決してこれは、SVOCと分けることからわかるのではなく、単語の意味をきちんと把握することから来るのです。 Those nationals ousted the dictator and set up a new community to keep him away from engaging more malicious act. などと言われて、意味がすらすら分かるでしょうか? oustedの意味は正確にわかるでしょうか? 結局意味をつかんでいること。これが精読にも必要になるわけで、上記の文でもdictatorとoust が分からなければちんぷんかんぷんになってしまいます。

なぜ精読なるものがもてはやされてきたのか

一重に、単語の暗記から目を背けていること。そして、試験時間が受験の場合は比較的長いのでそれでも解けること。あとは最大の原因として、音声的蓄積の欠如にあるように思います。 音声的蓄積があれば、精読するにおいても、文の区切りがよりわかりやすくなるのです。 今回は、書きませんが、今これを読んでいる人で、読むのが遅いと思っている方。SVOCと分解して喜んでいるようでは、あなたの読解速度はいつまでたっても頭打ちをしたままですよ。 センター試験までも、次の英検までも時間はあまりないです。読むのを速くするなど一朝一夕でできるような話ではありません。気になるのであれば、高上にて違いを認識しませんか? 速読についてはまたこんど機会を見て詳しめに書きます。                    

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