英検の二次試験に向けて。今からやって間に合うことと、間に合わないこと。11月6日に向けて。


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みなさんこんばんは♪ 佐藤一行です。自己採点の結果はいかがだったでしょうか? 2016年度の英検、第二の二次試験は11月6日です。10月21日、15時から、ネットでの合否発表は行われますが、一次試験に対して手ごたえがあったのならば、それを待たずして二次試験対策をしていくのも良いでしょう。

二次試験ではかられることは何か?

もちろん日本人の苦手な英語を話す力を見られますが、それは建前であって英検1級でさえも、流ちょうに話せるかどうかなどは、あまり重視されていないといっても問題ありません。それ以上に必要とされるのは、なまっていても、大きな声で相手に伝わる英語が話せるかどうか、相手の言っていることに、それなりの受け答えができるかどうか? 英検準1級以下はこれで合格することができます。

それなりの受け答えとは何か?

例えば日本語で考えてみてください。あなたは試験官です。日本語の口頭試験を受けている外国人にこう尋ねたとします。 「日本の高齢化社会の問題点は何だと思いますか?」 と聞いたのに対して A「日本のお年寄りは優しい人ばかりです。とてもいい人ばっかりです。だからなんだかかわいそうです。」 とか言われたら、『言っていることが伝わってないなぁ』と思うことでしょう。『それなりの受け答え』にもなっていないのです。 一方 B「若い人は、税金払うよ。増えて大変だー。」 と言われたら、多少言葉がぎこちなくて変ですが、答えにはなっていることが認識できるでしょう。とりあえず英検の二次試験においても、自信がないなら、上記のBさんのレベルでいいから、英語でも、それなりの受け答えでいいので、伝わることを目指してみましょう。 英検1級以外は、この程度の受け答えができて、それぞれそれなりのスピーチ(2級ならカードにあった話など)ができれば、それで充分合格できます。

緊張して、声が出せない場合はどうするべきか?

ときどき聞くのですが、声が出せなくて沈黙してしまったらどうしようというものです。しーんと静まり返る教室内で、誰も声を上げない時間が続く。想像するだけでも嫌ですよね。 しかしご安心ください。 一つくらい沈黙したって、受かることはいくらでもあるんです。 これは私の生徒の体験談からも確認済みです。 「沈黙の後、試験官に次の質問に行くよう促されたので、もう落ちたと思う。学校の先生にも落ちているかもしれないと言われた。」と。 しかしそれに対して私は一人だけ 「それくらいなら受かってると思うよ」 と言いました。 結果は合格。しかも余裕をもっての話でした。 結局細かく文法をはかったり英語の流暢さを図る試験でもないし、そもそも英語を話すのが苦手な日本人相手に対して話す試験をしているのです。そんなに厳しいはずがないのです。このことを理解して、前向きに行きましょう。リスニングの問題と同じく、問題のほうが先に進んで行ってしまったら、気持ちを切り替えていけばいいのです。

そもそも人前で話すのが苦手ならばどうするべきか?

これも結構聞く悩みです。それならば、とりあえず日本語でいいので、人前で大きな声で話す訓練をしてみたらいかがでしょうか?じーっと見つめられた中で話をするって結構緊張するものなので。

具体的に対策は何をすべきか?

まずは、旺文社から出ている○○日でできる。英検○級二次試験 面接 完全予想問題 を購入して、(本当にそんな少ない日数でできるかはいささか疑問ではある)試験のイメージをつかむとよいでしょう。この中から問題がそのまま出てくるということはありませんが、試験の流れがつかめて役に立ちます。 しかし上記の方法はすべて英検準1級以下の話。 英検1級の二次試験は、半分以上英作文とその暗記であると思うべきなのです。

英検1級の二次対策に必要なこと

最初に申しておきますが、今まで一次試験に手いっぱいで、二次試験の対策はこれからというのであれば、二次試験はヤマを張って臨むことになってしまいます。 実は英検において、1級の二次試験だけは、かなりの難易度であり、帰国子女が受けても落ちるとは、そんなに珍しい話ではないのです。 英語に自信のある人ならば、その場で聞かれたことに。、即興で聞かれたことに答えようとするでしょう。それがそもそもの落とし穴なのです。 HIRA88_sya-neko-thumb-815xauto-17393  

英検1級二次試験の落とし穴

日本語でも構いません。 ギャンブル中毒者の社会への問題は何ですか? と問われて、いきなりこたえられるでしょうか?論理的にと言われたら、なおさら少しつまってしまうでしょう。しかし英検1級は論理性も見られる試験であり、関連のある話をなんとなくしたからと言って、論理的でなければ容赦なく落とされます。 多くの受験生にとって、即興で臨むような試験ではないということ これを肝に命じておきましょう。きちんと英作文を作成して、暗記して臨むべきなのです。ましてやこれからの壱か月弱で英語の応答をよく使用などというのは無謀です。とても間に合わないと自覚してください。 これは私が陥った英検1級二次試験での罠であり、(しかも周りに指摘してくれる人もいなかった)これを読んでいる方が、これから初めて二次試験に臨むのであれば、少なくとも当時の私より(詳しくは此方)、情報面で有利になっていることになります。

英作文とはどうするべきか?

もちろん過去問を使うべきですが、その数あるトピックの中から特に出やすそうなもの、凡庸性の高いものを優先しておくべきです。 よく出題されるのが
①科学技術のもたらす利益、不利益 ②エコツーリズムに代表される環境問題への配慮 ③企業倫理について。 ④国際社会でのかかわり。 ⑤犯罪の問題点と復帰 ⑥日本独自の文化 ⑦新しい教育
などです。相撲とか思い切りでたことありますし。ここで、まったく対策したことがなくて、急いでいるのならば、日本独自の文化については、通訳案内士の資格をすでに持っているという方でもない限り、あまりお勧めしません。 そもそも英語にしにくいですから。 普通は英検1級の後に通訳案内士の試験を受ける場合が多いので、あまりパターンとしてないと思われます。逆にすでに通訳案内士の資格を取っている人が受けるのであれば、その口頭試問の対策は英検にも役に立ちます。メモの有無が異なるくらいです。(通訳案内士ではメモが取れて、英検1級では取れない)

どのような英作文を作るべきか?

普遍性の高いものにするべきです。例えば、犯罪についての英作文ならば、 ダメな例 ギャンブルは中毒性があり、一度はまると抜けられなくなる。 とするのではなく 良い例  犯罪を繰り返す人は多い。一度刑務所に服した後も、再び同じ犯罪をしてしまう人は多い。(    )も同じである。 この場合この( )にギャンブルという言葉を入れる。 こうやって、どんな犯罪にもあてはまりそうな英文を事前に多く作っておき、(   )に本番で出てきた言葉をいれるのです。(これは必須です。丸暗記と思われないように英作文を事前に作る場合でもここのところには本番で臨機応変に単語を入れられるようにしましょう) 高上では、これらの英作文対応から、しっかりと指導が可能です。代筆はしませんが。 何か質問があれば遠慮なくこちらへ。

総括 英検1級の二次試験を振り返って

私は、英語と離れたことがありません。自己研鑽の日々です。英検1級に合格する前よりも、合格した後のほうが、英語に対する意識は高まりました。英検1級をとってもわからないことだらけであるという事実に直面してきました。英検1級よりはるかに難しいリスニング。英検1級では問われない、名詞の数々。スラング。高いレベルのリーディング。 高上を開始したのは割と最近の話ですが、英語を指導していて、自信をもって受け答えできるのも、そういう現実と向き合い続けてきたからです。 正直なところ、高上で指導を受ければ、例え受験生が英検協会の求めているものよりも低い力しかなくても、合格させることさえできるでしょう。英検1級に合格したからと、TOEFLIBTで100点などというのは認識が非常に甘いです。(実際には、対策をしていないとせいぜい80点前後)しかし、私はそれで構わないと思っています。 指導料を受け取り、生徒を合格へと導くのは当然のことなのです。ただ、合格してそこに安住するのか、それとも厳しい現実に向き合い前へと進むのか。その岐路に立たされた場合は、後者を選んでもらいたいというのも私の正直な気持ちなのです。

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